ハマースミスのテムズ川、風の強い10月の午後。雲が流れ、カモメが風に浮かび、飛行機がヒースロー空港へと列をなしています。風力タービンが大好きな一日。だから、ちょっとした計算をしてみました。
川辺の風の日
こんな日にハマースミスの川沿いを歩くと、テムズ川をさかのぼる風を肌で感じます。水面は波立ち、光は刻々と変わり、対岸の木々はしなっては戻り、しなっては戻ります。その一つひとつの突風が、タービンなら電気に変えられるエネルギーです。
風の日の計算
TESUPの風力タービンは、世界で10万台以上販売されてきました。そのすべてが今日10 kWhずつ発電したと想像してみてください。1日で1,000,000 kWh、まるまる1ギガワット時になります。
1ギガワット時とはどれくらい?
イギリスの一般家庭は年間約2,700 kWh、1日あたり約7.4 kWhの電気を使います。つまり1,000,000 kWhあれば、約13万5千世帯の1日分をまかなえます(135,000世帯)。あるいは紅茶約3,700万杯分のお湯を沸かせます。あるいは電気自動車で約600万 km、地球をほぼ150周走れます。
1日10 kWhは現実的?
1日10 kWhとは、24時間平均で約420 Wのことです。突風の多い日ならAtlasやMagnumで届く数字ですが、風はどこでも同じではなく、実際の発電量は設置場所、高さ、タービン、ブレードセットによって変わります。ですから、これは「もしも」の計算であって、メーターの数値ではありません。穏やかな日は数字が小さくなります。だからこそAtlasには、わずか2 m/sで回り始める低風速ブレードセットがあるのです。
ハマースミス橋(Hammersmith Bridge)
写真の緑色の吊り橋は1887年に開通しました。設計したのは、ロンドンのヴィクトリア朝時代の下水道を手がけた技師、サー・ジョセフ・バザルジェット(Sir Joseph Bazalgette)です。この橋は、テムズ川初の吊り橋だった1827年の初代ハマースミス橋に代わって架けられました。毎年春には、オックスフォード(Oxford)とケンブリッジ(Cambridge)のボートレースがこの橋の下を通過します。
飛行機が風向きを教えてくれる
飛行機は風に向かって着陸します。ロンドンでは一年の多くがそうであるように、西風が吹くと、ヒースロー空港へ向かう飛行機は東から市街の上空に入り、ハマースミスの川の真上を通っていきます。頭上に飛行機が列をなしていたら、西風が吹いている証拠。そしてどこかで、タービンが回っています。
あなたの分の風
風を受ける屋根や庭、畑があるなら、次の「風の日の計算」にあなたも加われます。あなたの風に合ったタービンを選んで、あとは突風に任せましょう。
出典:Ofgem(家庭の標準的な電力消費量)、Heathrow Airport(滑走路の運用)、Wikipedia(ハマースミス橋)。風の日の計算は例示であり、実測の発電量ではありません。写真:TESUP、ハマースミス、2026年10月。

