10月25日(日)、ヨーロッパと英国では時計の針が戻され、夕方が暗くなりました。ロンドンの日没は、土曜日の17:49から日曜日には16:47へと早まりました。太陽光パネルにとっては、ここから実りの少ない季節が始まります。一方、家庭用風力タービンにとっては、最高の季節の始まりです。
冬に起こる大きな入れ替わり
英国気象庁(Met Office)による英国の長期平均値を見れば、その構図は2行で説明できます。日照時間は7月の173時間から、1月にはわずか47時間まで減少します。同じ期間に、平均風速は約15 km/hから約20 km/h、つまり約4 m/sから約5.5 m/sへと上がります。太陽が弱まるにつれて、風が強まるのです。
風が少し強まれば、エネルギーは大きく増える
風速と風のエネルギーは同じではありません。風が持つエネルギーは風速の3乗に比例して増えるため、風速がわずかに上がるだけで大きな差が生まれます。1月の平均風速は7月より約37%速い程度ですが、運ぶエネルギーはおよそ2.6倍です。同じ期間に、日照は約3.7分の1に減ります。
1年を2つに分けると
1年を半分に分けると、その傾向はさらにはっきりします。10月から3月の日照は、年間のわずか30%(1,403時間のうち421時間)です。月別平均値をもとにした当社の試算では、この期間に年間の風のエネルギーの3分の2近くが集中します。英国政府による小規模再生可能エネルギー設備のデータにも、同じリズムが表れています。風力は秋と冬に、太陽光は春と夏に最も力を発揮するのです。
夜のシフトは風の出番
冬の夕方は、家庭で明かりと暖房が必要になる時間帯ですが、その頃にはもう日が沈んでいます。風に営業時間はありません。日が暮れてからも、長い夜にも、どんよりした日にも吹き続けます。Low-Windブレードを装着したAtlasは、毎秒わずか2メートルの風で回り始めます。これは1月の平均を大きく下回る風速なので、風の穏やかな日にも発電を続けます。

太陽と風、ひとつのチーム
だからこそ、風力と太陽光は相性が抜群なのです。4月から9月は当社のフレキシブルソーラーパネルが、10月から3月はAtlasとMagnumが主役になります。両方を組み合わせれば、ご家庭でつくる電力を1年を通じて行き渡らせることができ、夕方が最も長い時期に電力が足りなくなる心配もありません。
日照と風:英国気象庁(Met Office)英国気候平均値、1991〜2020年(風は高さ10 m)。季節パターン:英国政府の固定価格買取制度(Feed-in Tariff)設備利用率分析。日没時刻:2026年10月24日・25日のロンドン。タービンの数値:TESUP製品データ。風のエネルギーの割合は月平均風速から推定。風速はkm/hに換算。

